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STELLA KID(ステラキッド)【体験・利用受付中】発達障害を抱えるお子さんと向き合うための大切なポイント

こんにちは。

児童発達支援事業所STELLA KID(ステラキッド)鶴ヶ峰教室です。

本日は発達障害を抱えるお子さんと向き合うための大切なポイントについてお話ししたいと思います。

 

発達障害の特徴

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発達障害を抱えるお子さんが抱えている発達の偏りを一般的には「特性」や「発達の凸凹(でこぼこ)」と呼びます。

この「特性」は発達障害の種別やお子さんによって現れ方が実に多様で、「外からの刺激に敏感で気が散りやすい」というような特性や「衝動的でお友達に手をあげてしまう」、「国語は得意で本も大好きだけど、算数は全くできない」など、周りの人がその子を見ただけではどのような特性があるかわかりにくいということが発達障害の特徴の一つです。

また、障害ゆえに能力が低いということではなく、ある分野では抜きん出て才覚を発揮するが、別の分野においては生活に支障が出るようなレベルで苦手が存在するというのも発達障害の特徴といえます。

あの有名人も発達障害!?

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たとえば、映画『トップガン』の大ヒットでハリウッドの大スターの仲間入りを果たした「トム・クルーズ」がディスレクシアという発達障害学習障害)を抱えてることは有名な話です。

ディスレクシアは読み書き障害とも呼ばれ、文字を読む速度が極端に遅かったり、正確に読むことができない、文字の意味を理解することができないなどの脳機能に起因する障害です。

トム・クルーズはこの障害ゆえに幼い頃には何度も転校を余儀なくされ、いじめも受けたことがあると語っています。

あのトム・クルーズがそんな特性を持ってるなんて想像できますか?

スクリーンで観るトム・クルーズからは全く想像できないと思います。このように、発達障害は「一見何も障害を抱えていないように見えるけど…」というところに周囲から理解されにくいという難しさが有ります。

発達障害が理解されない怖さ

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一見して障害を抱えているようには見えないため、周囲の人から

「なぜこれが出来るのにこれが出来ないの?」

「真面目にやれ」

と叱られる…。

こうしたお悩みは非常に多く寄せられてきます。

彼らは不真面目なわけでもやる気がないわけでも有りません。

自分ではどうしようもない困難さと葛藤しているのです。

 

例えば、ADHD注意欠陥多動性障害)を抱えるお子さんにとって「椅子に座っている」というお約束は非常に苦痛な場合があります。

外の音が気になって、お友達のしていることが気になって…自分では「椅子に座っていなければいけない」ということは理解していても、反射的に体が動いてしまう。そんな如何ともし難い葛藤の中に彼らはいるのです。

そんな彼らに

「座っていなさいっていったでしょ!」

「なんでわからないの!」

「ふざけてるの!」

「悪い子ね!」

と注意をすれば、彼らは自分の心と体と大人に板挟みになって潰れてしまいます。

なんとか頑張って「座ろう」「じっとしていよう」と思っていても、特性ゆえに簡単にはいかないため、失敗を繰り返し、何度も叱られ、ついには「自分はダメな子だ」という自信喪失に陥ってしまう。中には鬱など精神障害を発症してしまう場合もあります。発達障害が理解されないということは、そんな負のスパイラルに陥ってしまう恐れがあるのです。

発達障害と向き合うためには

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発達障害を抱えるお子さんと向き合う時に大切なポイント①

 前置きが長くなりましたが、本日のテーマである「発達障害と向き合う」にはどうすれば良いでしょう?

まず、大切にすべきことは

『何が原因でつまずいているのかを見極めること』

です。

先にも述べましたようにお子さんによって現れる特性は様々です。

誰にも好みがあるように、仮に周りからの刺激に弱いお子さんでも、特に刺激されるものと興味の薄いものがちゃんとあります。

「落ち着きがない子にはこう対処する」ではなく、「その子」の特性を見極め、

「この子は音に敏感で注意がそれてしまうから、静かな席に座らせてあげよう」

「この子はお友達が気になってしまうからお友達が視界に入りにくい席にしよう」

など、「その子」が何につまずいているのかを見極めることが非常に大切です。

 

発達障害を抱えるお子さんと向き合う時に大切なポイント②

次に大切なのは

『その子が出来ていることに着目する』

ことです。

 例えば10分座っていなければならない場面で10分我慢できずに立ち歩いてしまうお子さんの場合、

「まだ◯分しか経ってないでしょ!」

ではなく、

「◯分座っていられたね。つぎは◯分がんばってみようね。」

として見たらどうでしょう?

きっとお子さんは「頑張ってみよう」と思いますよね。

少なくとも「自分はだめだ」とは思わないはずです。

 

大人としては結果を求めがちで、もどかしい思いをするかもしれませんが、無理やりお子さんを縛り付けても大人のいないところでは逆戻りしているかもしれません。

それでは意味がないですよね。

 

大切なのはお子さん自身が「〇〇してみよう!!」という動機・やる気を自分自身で持つことです。

「怒られたからこうする」

ではなく

「褒められたから(嬉しいから)こうしよう」

のほうが、大人もお子さんも気持ちがいいし、長続きします。

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今回は発達障害を抱えるお子さんと向き合うための大切なポイントについてお話しさせていただきました。

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当教室では
・じっとしていられない
・こだわりが強い
・感情の調整が難しい
・人の気持ちを読むことが難しい
・お友達とのトラブルが多い
・言葉の遅れを感じる
・抽象的な表現が苦手
・発達に心配がある
・不器用
・視線が合わない
・幼稚園、保育園、小学校への就学が不安だ
などの保護者の方々・お子さんの困り感をサポートいたします。

 

自治体の助成により無料もしくは低額にて療育が受けられます。
まずは市役所/相談支援事業所/当事業所にご相談ください。
※児童発達支援事業は、放課後等デイサービス(放デイ)と同じく障害児通所支援事業に属する療育施設であり、「児発」などの略称で呼ばれる場合もあります。

 

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