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STELLA KID(ステラキッド)【体験・利用受付中】手先が不器用

こんにちは。
児童発達支援事業所 STELLA KID(ステラキッド)鶴ヶ峰教室 木内です。

今日はお子さんの手先の不器用さの原因、についてお話させて頂ければと思います。

不器用さの原因

一言で手先の不器用さと言っても、原因は色々考えられます。

①経験不足

②イメージ不足

③要所が抑えられていない

④道具の選択ミス

体幹などの筋力不足

⑥視空間認知機能がうまくはたらいていない

⑦協調運動が苦手

等が原因として挙げられます。


①経験不足

手先を使う作業をする経験が少ないことが原因で不器用になっている可能性があります。

手先だけでなく様々なことに言えますが、実際に手先を使う作業(はさみで工作をする等)に取り組む中でその為に必要な神経感覚、筋力、知識が身についていきます。

はさみをほとんど使ったことがないお子さんがはさみでの作業が不器用であれば、
まずははさみを使う経験を積ませることが必要になります。

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この際に重要なのは、成功体験をしっかり積ませてあげることです。

はじめはうまくいかないのは当たり前です。そこで怒られてお子さんが苦手意識を持ってしまうと、はさみを使うことに消極的になったり、拒否をするようになってしまう恐れがあります。

そうなってしまうと経験を積む機会も少なくなり、悪循環に陥ってしまいます。

②イメージ不足

①の経験不足とも関連してきますが、お子さんの中で作業の進め方のイメージが出来ていないことが、不器用さに繋がっている可能性があります。

成功体験を積むことで、「はさみはこう使えば良い」「こうすればうまくいく」という見通しがお子さんの中に出来ていると、そのイメージを道しるべに作業を進めていくことが出来ます。

③要所が抑えられていない

はさみであれば「はさみの持ち方」や「紙の抑え方」「曲がり角の切り方」等、

大事な要所を抑えられていれば、そこに集中すれば良いのですが、

要所がわかっていないと、必要ない場所で慎重になってしまったり、

慎重になるべき場所で雑になってしまうことで作業がうまくいっていない可能性があります。

①②とも繋がる部分ですね。

④道具の選択ミス

はさみには右利き用、左利き用があります。左利きのお子さんには右利き用のはさみは使いづらいです。

他にも大きさが手に合っていない等、お子さんにとって使っている道具自体が使いづらいものの可能性があります。

体幹などの筋力不足

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人の動作は体幹(胴体部分)の名のとおり、幹の部分から動き出します。
それは指先も例外ではありません。

体幹の筋力がついてくると、眼球運動が細やかになったり、
身体の末端(指など)にも意識が向けられるようになってきます。

視空間認知機能がうまくはたらいていない

視空間認知機能とは、目で見た情報を脳で処理する機能のことです。

・見たい対象と背景の区別

・形や色の弁別

・位置・色・形の不ぞろいに関わりなく同じものだと認識する

・空間的な位置の把握

などのはたらきがあります。

目で見た情報の処理がうまくいかないと、円などの図形が模写できなかったり、イメージがうまくできない為、それが不器用さに繋がっていることがあります。

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書体は違っても同じ酉

⑦協調運動が苦手

協調運動とは、右手と左手、目や足などの個別の動きを一緒に行う運動のことです。

キャッチボールを例に挙げると、飛んでくるボールを「目で見て」、「左手でキャッチする」ように、目と左手を一緒に動かす必要があります。

協調運動が苦手だと、「目で見る」ことは出来る。「左手でキャッチする」ことも出来る。

ところが、それを一緒に行うことが出来ないということが起こります。

 

おわりに

いかがでしたでしょうか。

不器用さにも様々な原因があります。
また、一つだけが原因ではなく、それぞれが複雑に絡み合っていることもあります。

今回は不器用さの原因について、概要をお話させて頂きました。
それぞれの詳細や対処法については、また別の機会にお話しさせて頂ければと思います。

 

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当教室では
・じっとしていられない
・こだわりが強い
・感情の調整が難しい
・人の気持ちを読むことが難しい
・お友達とのトラブルが多い
・言葉の遅れを感じる
・抽象的な表現が苦手
・発達に心配がある
・不器用
・視線が合わない
・幼稚園、保育園、小学校への就学が不安だ
などの保護者の方々・お子さんの困り感をサポートいたします。

 

自治体の助成により無料もしくは低額にて療育が受けられます。
まずは市役所/相談支援事業所/当事業所にご相談ください。
※児童発達支援事業は、放課後等デイサービス(放デイ)と同じく障害児通所支援事業に属する療育施設であり、「児発」などの略称で呼ばれる場合もあります。

 

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