こんにちは。
児童発達支援事業所 STELLA KID(ステラキッド)鶴ヶ峰教室 木内です。
今回は「言葉の発達の目安」についてお話させて頂ければと思います。
言葉の発達の目安
おおまかにいえば、
・2歳で二語文を言える
であったり、
・3歳で自分の性別を言える
等の目安はありますが、
あくまで目安であり、「個人差が大きい」のが実情です。
これが出来ないからうちの子は言葉が遅れている、とは一概には言えません。
明らかな言葉の遅れと判断されるのは
・1歳半までに明確に意味を持つ単語が一つも言えない
例えば「ママ」「パパ」「ワンワン(犬)」「ブーブー(車)」などがこれに該当します。
ひとつの対象(=ものや人)に対してひとつの言葉が割り当てられていれば、
それは「意味を持つ単語」と言えます。
ただし、「ママ」という言葉を言っていても、それがママだけでなく、
パパや他のものに向けても言う言葉だとしたら、
それは「意味を持つ単語」とは言えません。
・3歳までに二語文が言えない
・ りんご ちょうだい
・ママ すき
等が言えれば大丈夫です。
言葉の発達が気になったら
言葉の発達は
聞く→理解する→話す(アウトプット)
という段階を踏んで身に着いていきます。
しかし何らかの理由で「聞く」の段階でつまずいている場合は、その後の 「理解」や「話す」といった部分にも遅れなどがみられる場合があります。
高・重度の難聴であれば、「語りかけや音に反応しない」などの様子で
早い段階で気付くこともできますが、
中・軽度の難聴であったりすると、なかなか気付きにくいことがあります。
お子さんの「聞こえ」の確認方法
①聞こえの左右差の確認
片耳だけが聞こえ辛い場合、なかなか気付かれないことがあります。
お子さんの片側から風や振動を起こさないように、音を出しましょう。
左右両方で行って、反応に違いがあるかを確認します。
②小さい声が聞こえるか確認
お子さんに気づかれないよう後ろに行き、
お子さんの名前をささやいてみましょう。
③絵や絵カードを使って確認
絵や絵カードを用意しておき、
お子さんと1メートルくらい離れて向かい合います。
「絵の名前を言うから、指さしてね」と言って、絵のあてっこをしましょう。
全部の絵を指せるようになったら、
自分の口元が見えないように手で隠して、
1度だけささやき声で言ってみましょう。
おわりに
今回は、「聞く」という部分でつまずいている可能性について話をさせて頂きました。
他にも「理解する」「話す」の部分でつまずいていることもありますので、
また別の機会にお話しをさせて頂ければと思います。
「聞こえていない」「理解できていない」「聞くことも理解することもできているが言葉として出てこない」等、
気になる点があれば、病院等、専門機関に相談してみてください。
【言葉についての過去の記事】
【見学・体験随時受付中】子どもの言葉が少ない - STELLAKID鶴ヶ峰教室
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当教室では
・じっとしていられない
・こだわりが強い
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・言葉の遅れを感じる
・抽象的な表現が苦手
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などの保護者の方々・お子さんの困り感をサポートいたします。
※自治体の助成により無料もしくは低額にて療育が受けられます。
まずは市役所/相談支援事業所/当事業所にご相談ください。
※児童発達支援事業は、放課後等デイサービス(放デイ)と同じく障害児通所支援事業に属する療育施設であり、「児発」などの略称で呼ばれる場合もあります。
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