こんにちは。
児童発達支援事業所 STELLA KID(ステラキッド)鶴ヶ峰教室 木内です。
前回は「聴覚過敏」についてお話をさせて頂きました。
聴覚過敏の対処方法としてイヤーマフを紹介しましたが、イヤーマフには様々な種類があるため、今回は、どういった点に注意してイヤーマフを選べば良いかについてお話させて頂ければと思います。
イヤーマフの種類
イヤーマフにはパッシブタイプとアクティブタイプがあります。
パッシブタイプ
パッシブタイプのイヤーマフはイヤーカップで耳を覆い「物理的に遮音」します。
単純な構造な為「軽量」「安価」という特徴があります。
アクティブタイプ
アクティブタイプのイヤーマフは電子的に騒音をカットするノイズキャンセリング性能を備えています。
ノイズキャンセリングは「特定の騒音だけ聞こえなくする」ことが出来ます。
機械的なものを積んでいるため「重量がある」「高価」「衝撃に弱い」という特徴があります。
イヤーマフの性能の見方
NRR(騒音減衰指数)
どのくらい騒音(db)を減らしてくれるかの表示です。
例えばNRRが30だとしたら、
大声での独唱(90db)が普通の会話(60db)くらいの大きさに聞こえるということです。
周波数(Hz)ごとの遮音性能(dB)
もう少し詳細を見ると周波数(Hz)ごとの遮音性能(dB)が載っています。
音の周波数の例としては
27.5Hz...ピアノの一番低い音
125Hz...男性の声
250Hz...女性の声
500Hz...一般的な会話
1000Hz...パトカーのサイレン、幼児や子供の金切り声
2000Hz...鐘や銅鐸の音
4000Hz...金属音、ガラスの割れる音、ピアノの一番高い音
8000Hz...シンバル、トライアングル
となっています。
イヤーマフを選ぶ時のポイント
遮音性
使う人にとって、どのくらいの遮音性が必要なのかは変わります。
NRR(騒音減衰指数)がどのくらい必要なのか。
また苦手な音の周波数(Hz)があるのであれば、そのHzに対する遮音性はどのくらいあるのか、を確認する必要があります。
重さ
イヤーマフの使い方にもよりますが、ある程度長時間着けることが想定される場合は重さは大事なポイントになります。
パッシブタイプのイヤーマフは200g前後のものが多いですが、アクティブタイプのイヤーマフは重たくなりがちです。
特に幼児期のお子さんには重量のあるイヤーマフは長時間着けることは難しくなります。
持ち運びの便利さ
場面によってイヤーマフを使う場合、持ち運びが便利か(コンパクトにたためるか)も重要になってきます。
着け心地
素材や形、サイズによって着け心地も変わります。
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当教室では
・じっとしていられない
・こだわりが強い
・感情の調整が難しい
・人の気持ちを読むことが難しい
・お友達とのトラブルが多い
・言葉の遅れを感じる
・抽象的な表現が苦手
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・不器用
・視線が合わない
・幼稚園、保育園、小学校への就学が不安だ
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※児童発達支援事業は、放課後等デイサービス(放デイ)と同じく障害児通所支援事業に属する療育施設であり、「児発」などの略称で呼ばれる場合もあります。
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