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STELLA KID(ステラキッド)【放デイのお問合せも受付中】じっとしていることが苦手なお子さんについて

こんにちは。

児童発達支援事業所STELLA KID(ステラキッド)鶴ヶ峰教室です。
今日のテーマは「じっとしていることが苦手なお子さん」についてです。 

 

落ち着きがない?これは普通なの?

小さなお子さんというのは本来は元気いっぱいで、それゆえ落ち着きがないものです。
いっぱい動いて、いっぱい色々なものに触れることで小さいお子さんは自分の世界を広くしていき、様々な知識や体力を獲得していきます。

しかし、それを差し引いても、 

  • つねに動き回ってじっとしていない
  • 座っているときでも身体のどこかを動かしている
  • 広い場所ではすぐに走り回る

などの行動が頻繁にみられたら「あれっ?」と思う必要があります。

それは単に「落ち着きがない」や「聞き分けがない子」、「行儀が悪い子」ではないのかもしれません。

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こんな様子も要注意です!

  上で紹介した様な落ち着きのなさがみられた場合、それらの落ち着きのなさ(多動性)衝動性とも結びついていることがよくあります。

衝動性がみられるお子さんは、よく「口より先に手が出る」などという言葉がある様に、「考える間もなく体が先に動いてしまう」という特徴があります。

これはある程度は成長と訓練とで改善をすることが可能ですが、脳機能に起因する行動特性であるため、小さいうちはとっさの行動で怪我をしてしまうことも多かったり、説明や指示が長いと活動自体にたどり着く前に他のことを始めてしまうなどの行動がみられます。

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よくある行動としては以下の様な様子もあげられます。

  • 幼稚園、保育園の集団のなかで、列から飛び出してしまう。
  • ユラユラと動いてしまう。
  • 言語表現では、話し始めるとなかなか話しを止められない
  • 周りの状況を見ずに会話や遊びに入ってくる

といった行動になります。

 

 行動特性として、「多動性」や「衝動性」を抱えているじっとしていることが苦手なお子さんにとっては、集団活動の場面は自分のペースを保つことが出来ない苦手な活動となっている場合が多くあります。

しかし、これらは先にも述べた様に脳機能に起因するものであり、「注意しよう」と思っていても簡単に改善できるものではないということを周りの大人がしっかりと理解していることが大切です。

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じっとしていることが難しいお子さんへの対応

この様なじっとしていることが苦手な特性を抱えるお子さんへの支援では、
物事に集中しやすいように人的・物的に環境構成を整えることが有効です。

 まずは、何が子どもの集中を散漫にさせているのか、丁寧に様子を見ることから始めましょう。

  

じっとしていることが苦手なぜ?


【状況が理解できていない場合】

①日常の活動を通して子どもの理解力がどのくらいあるかを把握する。
②絵と言葉の2つを組み合わせた説明で、理解しやすく伝える(絵カード)。
③短い時間から活動に参加し、少しずつ活動を長くする。
④落ち着いて参加できたら褒めてあげる。


 活動を始める前に絵カードを子どもに見せ、目的を伝えてから始めるようにします。

そうすることで場面の理解と先の見通しをもって活動に取り組みやすくなります。

 落ち着いて活動をやり終えたら、子どもを褒めてあげます。子どもは、出来た喜びと満足感、達成感を持ち次回の活動意欲につながります。

 

 


【環境や刺激に反応している場合】

①室内の掲示物や遊具などが適切であるかを確認する。
②室内の広さ、明るさ、音の大きさなどの刺激となる要因を確認する。
③刺激を減らすために、必要に応じて環境の整理をして活動をします。


活動に不要なもの、子どもの目に入ってしまうものなど整理し、部屋・机を仕切ったりするなどして、集中して活動に取り組める環境作りをする事が有効です。

 


【身体のどこかを無意識に動かしている場合】


①意識が活動に向いているか、子どもの視線で確認しましょう。
②じっとしていないながらも、活動に参加しているかを確認しましょう。
③参加できているようなら、そのことを評価して褒めましょう。


例えば、絵本を聞くときは、床にマットを敷き、「マットの上に座った時は静かに絵本を聞く時」と、子どもが目でみて分かるように環境を整えてあげると、子どもも場面を理解して、静かに絵本を見ることができます。

 

 

さいごに

 

じっとしていることが難しいお子さんの対応や支援の考え方についてお話をさせていただきましたが、もっとも理解しておかなければならないのは

子どもたちは、一回ではこれらの事が定着しない

という事です。

 

発達に凸凹があるお子さんは物事を習慣化するにはとても時間がかかるものです。

先にも述べた様に、

脳機能に起因するものであり、「注意しよう」と思っていても簡単に改善できるものではないということを周りの大人がしっかりと理解していないと、
子どもを「褒める」どころか、「なんでこんなこともできないの!」と怒ってしまい、子どものやる気を削いでしまうこともあるのです。

  

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当教室では
・じっとしていられない
・こだわりが強い
・感情の調整が難しい
・人の気持ちを読むことが難しい
・お友達とのトラブルが多い
・言葉の遅れを感じる
・抽象的な表現が苦手
・発達に心配がある
・不器用
・視線が合わない
・幼稚園、保育園、小学校への就学が不安だ
などの保護者の方々・お子さんの困り感をサポートいたします。

 

自治体の助成により無料もしくは低額にて療育が受けられます。
まずは市役所/相談支援事業所/当事業所にご相談ください。
※児童発達支援事業は、放課後等デイサービス(放デイ)と同じく障害児通所支援事業に属する療育施設であり、「児発」などの略称で呼ばれる場合もあります。

 

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