こんにちは。
児童発達支援事業所STELLA KID鶴ヶ峰教室です。
今回は幼稚園や保育園、学校などに「行きたくない!」という『行きしぶり』についてのお話です。
新型コロナウイルスの影響で入園式・入学式をしたは良いもののずっと自宅で過ごしていると、次第に「登園する」「登校する」ということが億劫になってくるお子さんもいるかもしれません。幼稚園・保育園に「行きたくない」「家にいたい」なんて言い出すかもしれないと考えるとさらに不安になりますよね。
そんな時にはこんな方法を試してみてはいかがでしょうか?
ー行き渋りが見られた時の対応ー
『共感』
・行きたくない理由を問い詰めたり、登園することを強制することは、
かえって意固地にさせてしまったり、トラウマを植え付ける事にもなりかねません。
「そうなんだね」と寄り添ってあげることが大切です。
『思いの聞き取り』
お子さんがどうしたいのか耳を傾ける
ことも大切です。
幼稚園に行って欲しいと思うことは自然なことですが、それゆえに頑なになってしまい、「行きなさい」の一点張りはお子さんと平行線になるだけです。
『感謝』
お子さんが気持ちを素直に話してくれた時には、
「話してくれてありがとう」と伝えることも大切です。
そうする事で「受け入れてもらえた」「素直に気持ちを伝えていいんだ」とお子さんは感じます。
「受け入れたらずっと行かなくなるんじゃ?」と思われるかもしれませんが、ご家族がお子さんの敵になってしまうほうがリスクが大きいです。
まずはお子さんとしっかり向き合って受け止めることから始めましょう。
さいごに
これらは単体ではなく、3つが実行されることで効果が発揮されます。
「思いの聞き取り」だけをしても「行きたくない」という気持ちが出てくるだけで、振り出しに戻ってしまいますよね?
そこで、
『共感』=「そうだよね。ずっとお休みだったから行きたくないよね。」
『聞き取り』
『感謝』=「行きたくない気持ちをお話ししてくれてありがとう。ちゃんとお話しできるようになったんだね。お話ししてくれて本当に嬉しいよ。」
という過程を踏むことで、
「気持ちを聞いてくれた」という受け止められた安心感。
さらに
「気持ちを伝えてもいいんだ」という肯定感。
「ありがとうって言われた」という幸福感。
を感じることができ、
「頑張ってみようかな」という気持ちのきっかけになるかもしれません。
大人の側も
「いいから早く起きて準備しなさい!」
「幼稚園は行かなきゃいけないの!」
「ズル休みはいけないんだよ!」
などと怖い顔をしてイライラしているよりも、
「ありがとう」「嬉しいよ」
を言葉にするだけでずっと気持ちもよくなり、表情も柔らかくなります。
実はこちらの方がお子さんへの影響は大きいかもしれません。
お子さんだって「行かなきゃいけない」ということはなんとなくでも分かっている。
でも行きたくないんです。
そんな葛藤の中にいる時に怖い顔で叱られたら誰だっていうことを聞きたくなくなります。
だからお父さん、お母さんはグッとこらえて「ありがとう」を言ってみてください。
何が行き渋りの原因になっているかは様々ですが、「行きたくない」ということは、お子さんにとって、家が、親が子どもにとっての安全基地になっている(=愛着がしっかり形成されている)現れでもあります。
それはお子さんにとっての「成長」です。
このブログが、そんなお子さんの成長の一歩を 喜べる一助になれば幸いです(^_-)-☆
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当教室では
・じっとしていられない
・こだわりが強い
・感情の調整が難しい
・人の気持ちを読むことが難しい
・お友達とのトラブルが多い
・言葉の遅れを感じる
・抽象的な表現が苦手
・発達に心配がある
・不器用
・視線が合わない
・幼稚園、保育園、小学校への就学が不安だ
などの保護者の方々・お子さんの困り感をサポートいたします。
※自治体の助成により無料もしくは低額にて療育が受けられます。
まずは市役所/相談支援事業所/当事業所にご相談ください。
※児童発達支援事業は、放課後等デイサービス(放デイ)と同じく障害児通所支援事業に属する療育施設であり、「児発」などの略称で呼ばれる場合もあります。
児童発達支援事業所 STELLA KID 鶴ヶ峰教室のホームページはこちら
→https://www.stellakid.com
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住所:横浜市旭区白根5−10−1 AOKIYA BLD 1階
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