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STELLA KID(ステラキッド)【利用枠残りわずか。お問い合わせはお早めに。】言っていいこと、いけないこと

こんにちは。
児童発達支援事業所STELLA KID (ステラキッド )鶴ヶ峰教室です。

 

小さなお子さんは次々と色々な言葉を吸収していきますが、中には時と場合によっては使ってはいけない言葉もあります。

 

今回はそうした言葉について考えるプログラムをご紹介します。

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「ふわふわことば」・「ちくちくことば」という言葉を聞いたことがありますか?

 

「ふわふわことば」とは、簡単にいうと「気持ちがふわふわとすることば」。
つまり、優しい言葉、言われて嬉しくなる言葉のことです。

「ちくちくことば」はその逆。
人を傷つけたり怒らせてしまう言葉のことを言います。

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言葉に興味を持ち始めたお子さんは、ご家族やお友達、テレビなど、身の周りの環境からどんどん言葉を吸収していきます。
しかし、その吸収の速度に「言葉の意味の理解」・「正しい使用法の理解」が追いつかないことが多く、タイミングや相手を間違えることで叱られてしまうなどのトラブルにも繋がることがよくあります。

 

一昔前は「テレビばかり見ていると!」とテレビが悪者のように扱われて来ましたが、改めてテレビという機械を見直してみると、「さまざまな言葉に親しむ」という意味ではかなり大きな役割を果たしているというのが実情でしょう。

 

しかし、テレビや近年爆発的に普及している動画配信サービスによる「言葉に親しむ」という恩恵は、それらが「一方通行の言葉である」ということを大人側がしっかりと理解している必要があります。

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例えばここ十数年はお笑いなどバラエティ番組がとても人気で、どのチャンネルを回してもお笑い芸人を見ない日はありません。
私もお笑いやバラエティ番組が大好きですし、笑うことは人間の健康面・精神面においてもとても良いことですので、それらを否定するつもりはありませんが、お笑いのネタには相手を非難・否定したりすることで笑いを取ることが少なくありません。
本来ならば相手が悲しんだり、怒ったりするリアクションがあって然るべき言葉なのに、出演者や観客はそうした言葉を聞いて笑っている…。

そうした場面を「言葉の意味」や「正しい使用法」を身につけていないお子さんが見ると、
「(よくわからないけど〇〇って言えば、みんなが笑ってくれるんだ)」
という学習をしてしまい、その結果、そうしたお笑いのネタを真似て人を不愉快な気持ちにさせてしまう。


お笑いを否定してるのではありません。
飽くまで、テレビでのそうした場面はある種のフィクションであり、
「自分が誰かに対して語りかけた経験ではない(=一方的に与えられた情報)」
ということを認識している必要があるということです。

そして、小さなお子さんにとってテレビや最近普及している動画配信サービスなどは、そうした他人の経験を自身の経験と誤解して受け止めやすいという特徴があることを、与える側(大人)が把握している事が望ましいと思われます。

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こうした「言ってはいけない言葉」の実態は、テレビ・動画配信サービスの「弊害」と呼ぶにはあまりに生活に浸透しすぎてしまっているため、今更「テレビはよくない」「動画をみせるな」というのは現実的ではありません。

 

そうした現状を踏まえ、誤った言葉を使ってしまった時に大切なのがその場の対応。
つまり、今回お話しさせていただく「ふわふわことば」・「ちくちくことば」です。

 

「ふわふわことば」と「ちくちくことば」

「ふわふわことば」と「ちくちくことば」は、実は小さなお子さんや、普通級、特別支援級(横浜市では個別支援級)、発達障害、知的障害を抱えるお子さんのための学級・学校などでも広く扱われています。

 

先にも述べましたが、

「ふわふわことば」=優しい言葉、言われて嬉しくなる言葉

「ちくちくことば」=人を傷つけたり怒らせてしまう言葉
をいいます。

 

多くの場合は掲示物などで「ふわふわの木」・「ちくちくの木」などを作成し、「ふわふわことば」や「ちくちくことば」を見つけたら、花びらや木の実にその言葉を書いて、それぞれの木に貼り付けて華やかにしていきます。

この方法は木が華やかになっていくことで達成感も感じられるため、お子さん達も喜んで参加してくれ、とてもオーソドックスな方法として知られています。

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お子さんたちが「人が嬉しくなるような言葉」や「傷つける言葉」を使ったり見つけた時、「それはふわふわ言葉だね」或いは「それはちくちく言葉だよ」と指摘してあげる事で、小さなお子さんが「あっ、これは人に使ってはいけない言葉だったんだ」ときづくことができます。
こうした「ふわふわ」「ちくちく」を活用することは、ただ「そんな言葉を使っちゃダメ!」と叱られるだけよりも、
相手の気持ちを考える機会が生まれ、一歩踏み込んだ気持ちの学習に結びつくのです。

 

これらをわかりやすく絵本にしたものもあります。 
CHICORABOOKSからは『ちくちくとふわふわ』という絵本も出版されてぜひ読んでいただきたい一冊です。

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なないろ (著・イラスト)  松本えつを (監修) 出版社: CHICORA BOOKS(ちこらブックス)

  

ここまで、「ふわふわ」「ちくちく」についてお話をして来ましたが、当教室では幼児期のお子さんが主体となるため、「ふわふわ」や「ちくちく」というキーワードが抽象的で理解しにくいことも考慮に入れ、シンプルにわかりやすく、
「ニコニコ笑顔」「ぷんぷん・しくしく顔」
に分けて、学習しました。

 

言葉も、身近でよく聞く言葉や、お子さんたちの会話の中で出て来たことばをベースに選びました。

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 イラストや身近でわかりやすい言葉を使うことで、
「この言葉はにこにこ、プンプンどっちかな?」と先生が尋ねるとみんな、自信を持って「にこにこ!」「ぷんぷん!」と答える事ができました。

 

また、みんなの前に出て、言葉カードをホワイトボードに貼ることも、まるで小学生になったみたいでドキドキワクワクして、小学校入学前の良い予行練習にもなりますね。

 

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当教室では
・じっとしていられない
・こだわりが強い
・感情の調整が難しい
・人の気持ちを読むことが難しい
・お友達とのトラブルが多い
・言葉の遅れを感じる
・抽象的な表現が苦手
・発達に心配がある
・不器用
・視線が合わない
・幼稚園、保育園、小学校への就学が不安だ
などの保護者の方々・お子さんの困り感をサポートいたします。

 

自治体の助成により無料もしくは低額にて療育が受けられます。
まずは市役所/相談支援事業所/当事業所にご相談ください。
※児童発達支援事業は、放課後等デイサービス(放デイ)と同じく障害児通所支援事業に属する療育施設であり、「児発」などの略称で呼ばれる場合もあります。

 

児童発達支援事業所 STELLA KID 鶴ヶ峰教室のホームページはこちら
https://www.stellakid.com

一般社団法人KID-Gのホームページはこちら
http://www.kid-g.com/

 

住所:横浜市旭区白根5−10−1 AOKIYA BLD 1階
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関連ワード:児童発達支援・放課後等デイサービス・療育・療育センター・通級教室・特別支援教育総合支援センター・小学校が不安・勉強が苦手・運動神経が悪い・保育園・幼稚園・障害・発達障害自閉症スペクトラムASD注意欠陥多動性障害ADHD学習障害・LD・知的障害・グレーゾーン・視線が合わない・先の見通しがないと不安・視覚優位・聴覚優位・感覚過敏・距離が近い・いきしぶり・気持ちが読めない・表情が読めない・空気が読めない・不器用・体幹が弱い・筆圧が弱い・言葉のキャチボール・マイペース・好きなことだけ話す・語彙が少ない・言葉の遅れ・勝ち負けにこだわる・一番じゃないとだめ・癇癪・感情の調整・クールダウン・アンガーマネジメント・こだわり・友達ができない・チック・おねしょ・偏食・暴力・手が出る・おちつきがない・座っていられない・話を聞けない・忘れ物が多い・儀式的な行動・声の大きさ・個別支援級・特別支援級・自傷