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STELLA KID(ステラキッド)【利用枠残りわずか。お問い合わせはお早めに。】時計が読めない?

こんにちは。
児童発達支援事業所STELLA KID鶴ヶ峰教室です。

今回は時計の読み方を学習するときに押さえておきたい大切なポイントについてお話ししたいと思います。

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年長児のお子さんがいらっしゃるご家族から

「うちの子は時計が読めない」

といったお悩みをよく耳にします。

時計を読めるということにはどんなメリットがあるのでしょうか?

 

時計を読めることのメリット

小学校に上がると、これまでのように送迎バスが迎えにきてくれたり、親御さんが一緒に登園する幼稚園や保育園と異なり、決まった時間に登校し、決まったタイムスケジュールの中で授業を行うようになります。
そうした小学校生活に適応するには、時計が読めるということは一つの強みにもなります。

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また、小学校生活に慣れてくるとお友達も増えてくるので、遊びの行動範囲も広がります。すると、放課後に時間を決めて遊ぶ約束をすることや、門限を決める必要性もでてきますので、やはり時計が読めた方が都合がよくなります。

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日常生活においても、例えば、「ゲームは◯時まで」「◯時からピアノ」などのお約束ができるようになり、生活にメリハリを持たせることが出来ます。

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時計の学習はいつ頃から?

このように、時計を読めることには様々なメリットがあり、「早く読めるようになってほしい」と思うものですが、

時計には私たち大人が当たり前のように感じているけれど、お子さんにとっては理解しにくいいくつもの壁が存在しているのです。

この壁については後で説明いたしますが、まずおさえておいてほしいことは、

「時計の学習は普通級の小学校1年生で学ぶ単元である」ということ。

さらには小学1年生だけで時計・時間の全てを学ぶのではなく、

「1〜3年生まで段階を追って時間の概念を学んでいくものである」ということです。

そして、小学校の普通級1年生で学ぶということは、それまでにおさえておかなければならない知識があるということなのです。

このおさえておくべきポイントを身につけておかなければ、時計の学習をはじめても、

「いくら教えても一向に時計が読めない」という状況になるばかりか、

「時計嫌い」、さらには「数字は嫌い」「勉強は嫌い」という悪循環を生んでしまいます。

 

したがって、時計の読み方を教えることは否定しませんが、

「小学校入学までに時計が読めるようにならなければ!」

と焦ってしまわないようにしてください。

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時計を学習する前におさえておくべきポイント

 時計の読み取りを学ぶには次のようなポイントをおさえておく必要があります。

  1. 長短の区別ができる
    時計には短針と長針があり、短針を時針、長針を分針と呼びます。
    この長短の違いを判別できないと時計は正しく読むことが出来ません。
    「そんなのわかるに決まってる」と思うかもしれませんね。
    確かに、「長い・短い」や「大きい・小さい」は生活にも密接に関わってくる概念ですので、自然とその判別ができるようになっているお子さんも少なくないのは事実です。
    しかし、中にはどちらが長いのかは見た目で判断できていても、「長い」「短い」という言葉を誤って学習している場合があります
    その場合、「長い針はいくつ?」と問いかけても短い針を読み上げてしまうことになります。
    正しく長短を判別できることは時計を読むための大前提です。

  2. 数字が読める
    これも大前提ではありますが、時計の数字が読めないことには始まりません。
    少なくとも1〜12は文字盤に書かれているので、読めなければなりません。
    また、分針を読むにあたって、数字として書かれていることはあまりありませんが、1〜60は(書けなくても)数えることができる必要があります。

  3. 数字の順序を理解している
    時計は右回りに針が進んでいきます。
    私たち大人は当然のこととしてそれを知っていますが、小さなお子さんの場合、時計の針が回る方向を意識していることは稀です。
    しかし、時計の針の進む方向を理解していないと、時針(短針)が12と1の間にあるときは12時◯分であるということを判断できません。
    そんな時、時計の針の進む方向を考えるヒントとなるのが文字盤に書かれてる1〜12の数字です。
    数字の順序を理解していれば時計の針が進む方向は自然と理解できます

  4. すごろくができる
    少し変わった言い方をしてみましたが、すごろくができることも時計の 読み取りと関わりがあります。
    すごろくは「ふりだし」を起点(0)としてコマを進めていきます。また、ゲームの途中ではコマが止まっている位置を起点とし、次のマスから「1・2・3マス…」と数えていきます。
    この数え方は時計も同様で、時計の分針は頂点の12を起点(0)として針が進み、「◯分後」という場合は、止まっている位置を起点とし、次から「1・2・3分…」と数えます。
    この数え方をマスターしているかどうかで分針の読み取りのつまずきはだいぶ変わってきます

  5. お子さんが雑多な情報を処理することが得意かどうかを見極めること
    人にはそれぞれ得手不得手があります。
    特に発達障害を抱えるお子さんの場合、複数の情報を一度に処理することが難しいことも少なくありません。
    時計の文字盤は身近な物の中でもかなり雑多な情報が含まれている物ではないでしょうか?
    ◯時を表す数字、◯分を表す点、時針、分針、秒針、様々なイラストがある場合もあります。
    これらの多くの情報に惑わされずに必要な情報だけを読み取れるどうかも、時計の読み方を学ぶ前に確認しておきたい情報です。
さいごに

いかがだったでしょうか?

身近で便利な時計はできるだけ早く読めるようになってほしいと思うものではありますが、その読み方を学ぶには、それなりの準備が必要になるのです。

もし、お子さんの時計の学習に行き詰まっているようであれば、ぜひ原点に立ち戻っていただき、「どこでつまずいているのか?」を見返してみると、意外なところに解決策があるかもしれませんよ?

そして、繰り返すようですが、焦って無理に教え込もうとすることだけは避けてください。それが失敗体験の積み重ねになり、別の苦手意識や自身の損失に繋がりかねません。

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当教室では
・じっとしていられない
・こだわりが強い
・感情の調整が難しい
・人の気持ちを読むことが難しい
・お友達とのトラブルが多い
・言葉の遅れを感じる
・抽象的な表現が苦手
・発達に心配がある
・不器用
・視線が合わない
・幼稚園、保育園、小学校への就学が不安だ
などの保護者の方々・お子さんの困り感をサポートいたします。

 

自治体の助成により無料もしくは低額にて療育が受けられます。
まずは市役所/相談支援事業所/当事業所にご相談ください。
※児童発達支援事業は、放課後等デイサービス(放デイ)と同じく障害児通所支援事業に属する療育施設であり、「児発」などの略称で呼ばれる場合もあります。

 

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https://www.stellakid.com

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